院長ご挨拶

医療法人淳宰晃会 嵯峨さくら病院

院長 野間俊一

20年間の京都大学医学部附属病院での勤務ののち、2019年4月に当院の院長に着任いたしました。大学病院では、統合失調症や気分障害、不安障害などさまざまな精神疾患の治療に当たってきましたが、とくに摂食障害や解離性障害といった病気に悩む思春期青年期患者の治療や支援、そして、臓器移植患者のメンタルケアに専門的に従事し、これらの領域の研究活動も行ってまいりました。また、数多くの医学生や若手精神科医の指導や教育も手掛けてきました。

これからは地域の医療現場に身を移し、これまで培ってきた経験を生かして、心の病に悩む人たちのお役に立てるよう努めてまいります。当院には半世紀以上にわたって西京都の精神医療を担ってきた歴史があります。長年取り組んできた高齢者医療を大きな軸としつつ、私が専門としてきた青年期精神医療ももう一つの軸に据えて、先端の技術や工夫も積極的に取り入れながら、この病院ならではの診療を行ってまいります。

嵯峨野という、自然に囲まれ、歴史深く静穏なこの地でこそ可能になるような、ひとりひとりへ丁寧に寄り添った豊かな医療を目指します。

医療法人淳宰晃会 嵯峨さくら病院

院長 野間俊一

経歴

1965年
香川県生まれ
1990年
京都大学医学部医学科卒業
1990年
京都大学医学部附属病院精神科神経科 研修医
1991年
国立京都病院(現京都医療センター)精神科 レジデント
1994年
ドイツ、ヴュルツブルク大学精神療法・医学的心理学研究所 客員医師
1996年
京都博愛会病院精神科 常勤医師
1999年
京都大学医学部附属病院精神科神経科 助手/助教
2008年
京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座(精神医学) 講師
2015年
摂食障害者支援団体NPO法人「SEEDきょうと」理事長を兼任
2019年
医療法人淳宰晃会嵯峨さくら病院 院長
京都大学医学部 臨床教授を兼任

兼任

  • ・京都大学医学部 臨床教授
  • ・NPO法人「SEEDきょうと」 理事長
  • ・京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座(精神医学)客員研究員
  • ・佛教大学臨床心理相談室 スーパーヴァイザー
  • ・河合塾 ハラスメント防止対策顧問

資格など

  • ・京都大学博士(医学)
  • ・精神保健指定医
  • ・日本精神神経学会 精神科専門医
  • ・日本精神神経学会 精神科専門医指導医
  • ・日本臨床心理士資格認定協会 臨床心理士

所属学会

日本精神神経学会(代議員) / 日本精神病理学会(理事) / 日本摂食障害学会(理事) / 近畿精神神経学会(評議員) / 日本心理臨床学会 / 日本総合病院精神医学会 / 日本トラウマティック・ストレス学会 / 日本児童青年期精神医学会 / 日本病跡学会

著書・共著

[精神医学全般]

  • ・深尾憲二朗、村井俊哉、野間俊一編『精神医学のおくゆき――深化するパラダイム』創元社,2015年
  • ・野間俊一、深尾憲二朗、村井俊哉編『精神医学の広がり――拡張するフィールド』創元社,2013年
  • ・村井俊哉、野間俊一、深尾憲二朗編『精神医学へのいざない――脳・こころ・社会のインターフェイス』創元社,2012年

[摂食障害関連]

  • ・下山晴彦、中嶋義文編『公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法』医学書院,2016年(「食行動異常および摂食障害群 神経性過食症」執筆)
  • ・『臨床医マニュアル第5版』医歯薬出版,2016年 (「摂食障害」執筆)
  • ・神庭重信総編集・神尾陽子編『DSM-5を読み解く1』中山書店,2014年 (「過食性障害、他の特定される食行動障害または摂食障害、特定不能の食行動または摂食障害」執筆)
  • ・『摂食障害治療ガイドライン』医学書院,2012年 (「初診時の診断―診断方法とまとめ」「精神科入院治療」執筆)
  • ・津金昌一郎編『食の文化フォーラム28・「医食同源」――食とからだ・こころ』ドメス出版,2010年 (「拒食と過食にみるこころとからだ」執筆)
  • ・吉田佳郎・村井俊哉・平澤久一編『臨床ナースのためのBasic & Standard・精神科看護の知識と実際』メディカ出版,2009年 (「生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群」執筆)

[解離・トラウマ関連]

  • ・『別冊日本臨牀 新領域別症候群シリーズNo.38 精神医学症候群(第2版)(II)不安症から秩序破壊的・衝動制御・素行症まで』日本臨牀社,2017年 (「解離性同一症/解離性同一性障害」執筆)
  • ・中村敬編『日常診療における精神療法――10分間で何ができるか』星和書店,2016年 (「解離症群患者に対する治療的スタンス」)
  • ・樋口輝彦ら編『今日の精神疾患治療指針 第2版』医学書院,2016年 (「転換症/転換性障害」執筆)
  • ・神庭重信総編集、三村將編『DSM-5を読み解く 4』中山書店,2014年 (「解離性同一症/解離性同一性障害」「他の特定される解離症/他の特定される解離性障害、特定不能の解離症/特定不能の解離性障害」執筆)
  • ・浦部晶夫ら編『今日の処方 改訂第5版』南江堂、2013年 (「神経症(ヒステリー、心身症を含む)」執筆)
  • ・柴山雅俊編『解離の病理――自己・世界・時代』岩崎学術出版社,2012年(「抵抗する解離――コントラ・フェストゥムと現代」執筆)
  • ・樋口輝彦ら編『今日の精神疾患治療指針』医学書院,2012年 (「転換性障害」執筆)
  • ・岡野憲一郎編『専門医のための精神科臨床リュミエール20・解離性障害』中山書店,2009年 (「構造的解離理論」執筆)

[臓器移植関連]

  • ・笠井清登ら編『精神科研修ノート 改訂第2版』診断と治療社,2016年 (「移植医療における精神科」執筆)

[精神病理学・哲学関連]

  • ・木村敏,野家啓一監修『臨床哲学の諸相・生命と死のあいだ』河合文化教育研究所,2016年 (「見られることと生きること――身体の精神病理をめぐって」執筆)
  • ・秋富克哉ら編『続・ハイデガー読本』法政大学出版,2016年 (「ビンスヴァンガー,ブランケンブルク,木村敏――ハイデガーと精神医学」執筆)
  • ・野間俊一編『いのちと病い――〈臨床哲学〉に寄せて』創元社,2012年
  • ・松下正明編『精神医学キーワード事典』中山書店,2011年 (「生きられる身体」「アンテ・フェストゥム、ポスト・フェストゥム、イントラ・フェストゥム」執筆)
  • ・木村敏・野家啓一監修『空間と時間の病理――臨床哲学の諸相』河合文化教育研究所,2011年 (「飛翔と浮遊のはざまで――現代という解離空間を生きる」執筆)
  • ・村上仁著『統合失調症の精神症状論』みすず書房,2009年 (「解説」執筆)
  • ・河合俊雄編『こころの未来シリーズ①・こころにおける身体/身体におけるこころ』日本評論社,2009年 (「こころという身体――青年期における存在の問いをめぐって」執筆)
  • ほか

翻訳

  • ・M・J・フリードマンら編(金吉晴監訳)『PTSDハンドブック――科学と実践』金剛出版,2014年[英語・共訳]
  • ・アメリカ精神医学会(高橋三郎・大野裕監訳)『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』医学書院,2014年 [英語・共訳]
  • ・『青年期発達百科事典』丸善出版,2014年 [英語・共訳]
  • ・O・ヴァンデアハートら(野間俊一・岡野憲一郎監訳)『構造的解離:慢性外傷の理解と治療 上巻(基本概念編)』星和書店,2011年 [英語・共訳]
  • ・L・チオンピ『基盤としての情動――フラクタル感情論理の構想』学樹書院,2005年 [ドイツ語・共訳]
  • ・W・ブランケンブルク監修『妄想とパースペクティヴ性--認識の監獄』学樹書院,2003年 [ドイツ語・共訳]
  • ・Ph・パーカー著(山中康裕・岸本寛史監訳)『児童精神医学の基礎』 金子書房,1999年 [英語・共訳]
  • ほか